小学館は偉いっ!!

 今年も2月になってしまった。「ホントに時間が経つのはあっという間だなぁ」なんて言っている人は日本中でゴマンといるんだろうね。私もその一人。なんやかんやしているうちに、1月も終わってしまった。特に昨年、怠けていたので、出版しないとならない本が何本もあって大変なことになっているのです。何せ、昨年は自分史・記念誌含めて5本しか刊行していないからね。今年は1本は既に刊行を終え、5月までに6本を出版する予定。きちんと計画して仕事をしなければならないけど、うまくいかないもんですね。会社は大丈夫かな。頑張らなくちゃね。

 タイトルとは全く違う話題でスタートしてしまったけど、今回は小学館は偉いというお話。

 昨年の11月中旬、三重県沖でフェリーが座礁した事故は記憶に残っている方も多いと思う。そのときの積荷に県内の書店で発売される雑誌や書籍があったことは沖縄タイムスで報道された。人気の高い少年ジャンプなど、入荷が遅れますなどという断りが書店やコンビニに貼られていた。私の定期購読している雑誌も、そのフェリーに積まれていたため、読んだのはだいぶ後になってからだった。知り合いのS店長に聞くと、取り次ぎでいろいろ手配をして、入荷なしになるのだけは避けられたそうだ。ただ、これまで週に2隻のフェリーで入荷していた書籍や雑誌類が、週に1便となってしまったため、これまでのスケジュールが狂ってしまったのだという。考えたら、それはそうだよね。これまでは2隻で運行していたものが1隻になってしまったわけだから、1回に入荷する量がこれまでの2倍になったということだからね。大変だ。

 しかし、あまり混乱らしき混乱がなかったように思えるけど、これは県民性で、楽しみに待っているけど、いつかは読めるんだからノンビリ待っていようということなのかな。実際、私にしたって遅れているのを気づかなかったからね。まぁ、そのときは取り次ぎが大変だったと思うけど、そんな中かつてない英断を下したのが小学館。これもS店長に聞いたのだが、子どもたちが楽しみに待っている『コロコロコミック』がその積荷の中に……。

 全国に配本したあとで、それからかき集めて沖縄へ送るには時間がかかる。そこで、小学館は、エイッとばかりに増刷をすることを決定したのです。その数2000部。簡単に書いたけど、増刷ってそう簡単にできるものではない。まず紙を手配して刷版を再度作り、印刷をしなければならない。それも、印刷のスケジュールは決まっているはずなので、その中に割り込ませることが必要。製本にしても同じ。そして配送の手配。部数だって、県内であれば2000部はまあまあの数だけど、『コロコロコミック』くらいになると、微々たる数字だろう。はっきり言ってだいぶ赤字のはず。何回も書くけど、ホントに小学館は偉い。多分、その『コロコロコミック』を購入した子どもたちは、そんな事情なんてわからなかったと思うけどね。でも、書店員さんたちは嬉しかっただろうね。そして、感謝したと思う。きっとそうだと思う。しかし、フェリーが座礁したことが原因で巻き起こした今回の出来事。

 離島県沖縄の現実を改めて思い知らされた。

 S店長に話を聴いて、本造りの現場から、読者の手に渡るまでの行程をつらつらと考えながら本を読む私なのでありました。

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