11月2日

14-11-2

 雪!昨日福岡から帰ったらさっそく冬のお迎え!今朝の気温1℃。窓から見える藻岩山の紅葉も、頂上に近付くにしたがって、葉が落ちて白く積もった地肌が寒々しい。
さて、予告どおり九州編。

 10月下旬、秋とは言っても、町の紅葉はまだ。しかし、なのだ。実家は福岡市中心部、小規模店舗やビルに囲まれ、日中も一階の居間には日が差しこまない古い木造二階建てなので時には外気温より寒く感じる。

 晴天の午後、妹の自転車を借りて散歩に出かけた。福岡城址周辺の小堀公園(と、うちでは呼んでいる小さな池)にはまだ薄黄色のハスの花がいくつか咲いている。夏に来た時はカメ(アカミミガメ、クサガメ)たちが泳ぎ回ってなかなか楽しく、眺めて飽きなかった。この時期、そろそろ冬眠の準備期間か、姿は見えず。カモ(子ガモもいたけど、大きくなったか、見分けは付かない。)とシラサギがくちばしを突っ込んでエサをあさっている。赤いくちばしのバンが1羽、小魚をくわえたら、目ざとく見ていたサギが長い足でひょいひょいと寄ってくる。あわてて逃げる。そんなエサをめぐる小競り合いも面白い。子どもの頃、この池は今のようにこぎれいに整備されてなくて、うっそうと草が生い茂り、ウシガエルがうじゃうじゃいた。(今でもいる。)弟が夜、カエル取りに行って帰らないと、母が心配していたのを思い出す。

 城の掘割の方へ行ってみる。背高く茂ったハスも、すっかり褐色に枯れて無残。作業員がボートに立ち、長い鎌で刈り取り中。岸近くでは胸までの胴長で水につかって刈っている人も。福岡城跡秋の光景。

 暖かくてチャリ日和なので、大濠公園もまわってみよう。いいねえ、市民のいこい。札幌なら中島公園てとこか。もっと広いけど。池を横切る中の島をのんびり進む。おそろいの横縞セーターのカップルがチャリ止めてウクレレの練習中。太鼓橋で釣り糸を垂れる可愛い姉妹。妹に、「何が釣れると?」と聞くと、「ギル。」げっ!ここでもブルーギル?横では木の枝に糸つけてパンをえさに釣ろうとする中学生~若者の男軍団が大騒ぎ。草の上にシートを広げ、ミカンをむきながらゆんたく(おしゃべり…うちなーぐちだね!使い勝手がよい!)しているおばさんたち。さらに進むとオカリナの音…。3,40代の若オジサンがベンチに楽譜を広げ、演奏中。TOP OF THE WORLDから上を向いて歩こうなど、休みなしに吹き続けていた。

 のどかな風景になごみつつ、公園近くに住む同級生の家に寄ってみるかとペダルを踏んだ。緊張もなしにぼけーっと歩けるなじみの町並み、友人とお茶しつつ他愛もないおしゃべり、ふるさとって、こういうものなんだなあ。

,