5月2日

15-5-2

 唐津の家がだんだん完成に近づきよるけん、毎月行ったり来たりでつい遅れてしもうてすんまっせん。

 北海道もようやく花の春。大木に華やかな白いコブシ、黄色の花束レンギョウ、少し控えめエゾ紫ツツジ、おしゃべりなグループ、スイセン。今日あたり、札幌の桜の名所円山公園では花見の宴が、もうもうたるジンギスカンの煙の中で繰り広げられているはず。

 北海道にきた当初はこの、花見にジンギスカンと言う取り合わせになんという無風流と思ったけど、考えてみれば、北海道人がジンギスカン好きというだけでなく、桜の頃はまだまだ寒くて、火でも焚かなきゃやってられないってことなんだよね。

 花と言えば、2泊3日で、道南を走ってきた。水辺、湿地のいたるところで、しゃっきりとミズバショウ。大沼はまだ寒くて木々はまだ芽吹いてなかったけど、ペンションには黄色いヤチブキや白いかわいい野の花が飾ってあった。

 函館は北海道では温暖なので、濃いピンクのエゾヤマザクラよりも白っぽいソメイヨシノが目に付く気がしたのは、咲く時期の違いかな?瓦葺の家もあるし、道南の農家は茅葺き屋根がけっこう残っている。

 2泊目は奇岩の並ぶ日本海沿いに1列にへばりつくように集落がある国道を走って、島牧という漁業の町に温泉付きの宿をとった。

 夫が、素泊まりで釣りに来ている客と風呂で話している時聞いたところによると、ここいらの海は地形が複雑なせいか、魚影が濃いと。そういえば、大沼に向かう太平洋側を走った1日目は眠くなるような単調な海岸線だったっけ。

 ウニ好きではないワタシもここの漁師さんのとったウニは、ほんっとにうまい!と思った。アワビの刺身もツブも。宿のおばさんは気のいい人で、ギョウジャニンニク(北海道の山菜ではぴか一の人気!山奥で採れるので値段も高い)のしょうゆ漬けと生をわけてくれた。

 日本海側の土地は山が迫っていて厳しい。それだけに、人の入りにくい山には山菜が豊富なんだろうな。クマと会う確率も高いかも。こわー!

 翌日は黒松内という、ブナの北限の森へと向かった。GWというのに車の行き来がほとんどない山道は険しい真っ白な雪山に囲まれ、後方に青い日本海を望む絶景!静寂に鳥の声ばかり。黒松内のブナセンターの近くでは紫ピンクのカタクリがふわあーっと群れ咲き、可憐な白いイチゲもあちこちに。

 観光客のあまり来ないところで、息を呑むような美しさに行き当たる大北海道の自然のすごさ!

 2泊3日の旅、全走行距離660キロ、車中聞いたCD16枚。

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