雨の研修会

16-9-24

 2004年度の自然観察リーダー研修会最終日は、私たちが主催している「下判田里山観察会」で行われることになった。30余名が参加とあって駐車場の手配、公民館の使用許可、資料の準備とあわただしかった。

 当日は朝から雨。それもかなりの雨量。「駐車場はこちら」のダンボールの案内板も雨でぐしょぐしょ。それでもルンルンとまでは行かないけど、みんな元気に集合。

 彼岸花が咲き始めた初秋の里山。いつもの観察会が始まる。シロマダラヘビの幼蛇を見つける。道路に出てきたところを車に轢かれたらしい。この蛇はレッドデータブック(絶滅危惧種)に入っている貴重な蛇だそうだ。見つけた足立さんが「大分で見た7例目」と感激している。ビニール袋に入れて持って帰り、アルコールのビン詰めにする。木の枝に撒きついているシマヘビも発見。雨で気温が下がったので外に出てきて体温を上げているらしい。栗林にもシマヘビ、今日は蛇が多い。

 里山は人と自然の生き物たちとの縄張りの境界線が見えるところ。稲穂の実った田んぼと休耕田の間にイノシシの足跡が見える。やぶの中には獣道が通っているのがはっきり分かる。現在の里山は昔のように人が入らないのでかなり荒れている。荒れてる部分は動物たちが幅を利かせている。間伐されない杉林、はびこっている竹林、休耕田、やぶになった茶畑、、。ここの里山は大分市の公園計画に入っているので、公園にして整備してもらいたいと考えている住民が多いのだそうだ。いわゆる公園になってしまったら「里山」が無くなってしまうと考える私たち外部の人間。里山があってこその動植物がたくさんいる。公園化でそれらの保護はできるのだろうか。午後からの研修はこのことをテーマに話し合いをした。答えは簡単には出ない。里山にはそれぞれに地権者がいて、区長さんがいて、部落での話合いが大きな鍵となる。

 これからは観察会だけでなく、部落の人たちとの交流も大切な活動になってくるだろう。

 午後からの観察に顔をだしてくれたカワセミくんのすみかを守りたいと思った。

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