渡り鳥を見に

16-10-7

 「夏鳥がそろそろ南下し始める時期ですよ。」野鳥の会のSさんにお誘いを受けて、大分県の先っぽ、四国に一番近い佐賀関まで出かけた。「鳥は早起きですからね~。」ということで7時20分に待ち合わせて、コーヒーをポットに入れ昨日焼いたフルーツケーキをリュックにつっこんで出かける。

 夏鳥は、春日本にやってきて子育てをし、秋暖かい東南アジア方面に行く鳥たちのこと。コースはいろいろあるけど四国から九州に渡るルートは佐賀関の関崎上空を通る。8時ごろ現地に着くともう野鳥の会の人が双眼鏡で空を眺めている。

 「曇りですからね。今日はわたらないかもしれません。」鳥は雨降りや曇りの日は移動しないそうだ。がっかり。今日のお目当ては「ハチクマ」ワシタカ類のトビよりすこし小さい鳥だ。野鳥の会の人がいろんな猛禽類の写真を見せてくれて区別を教えてくれる。会の人は初心者の私たちにとても親切。でも、ハチクマはほかの鳥より首が短いっていわれても全然ピンとこない。

 周りの林は先日の台風のためかなりの木が枝が折れたり幹がかしいだりしている。桜の木が花をつけている。ひどい台風のあとは桜が狂い咲きすることがあると聞いた事があるけど、このことかなと秋の彼岸の日にお花見。とその桜の枝にオオルリ。大きな望遠鏡をのぞかせてもらう。真っ青な背中の大変美しい鳥だ。しばし、うっとりと眺める。

 このあとカワウの隊列飛行やチヨウゲンボウやトビやコゲラを観察した。肝心のハチクマは3羽わたって行くのを見たばかりだった。ハチクマは他の鳥たちが九州を超え、琉球列島沿いに東南アジアに行くのに、長崎から中国にわたり大好物のハチをたくさん食べてから東南アジアにいくという変わり者(食いしん坊)だ。何だかとっても近しい感じがして、今度は会えるといいなと雨の降り出した岬を後にした。

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