海岸植物群落調査(大在干潟)

ハマナタマメ
ハマナタマメ

 全国の自然観察指導員の宿題、海岸植物群落調査をしなくては…。日本自然保護協会から「進み具合はいかがですか?」という葉書まで来てしまった。

 さて自然観察会の「森と遊ぶ会」が調査と観察会を大在干潟でするとのこと。これで行こう!

 当日集まったメンバーを「観察会の子ども組」と「調査隊」に分ける。当然みんな観察会に流れて、調査は私を入れたおばちゃん3人組みになってしまった。さてと、ここはいったいどこなんだ?名前は干潟となっているけれど、せき止められた河口にしか見えない。

 護岸工事の結果、かつての干潟が堤防沿いにある河口に姿を変えている。大分市内では海岸(植物のはえている砂浜)が殆ど見当たらない。名前ばかりの大在干潟にきてみたのだがやはりという結果になっていた。海岸が無くなっている、これは日本中で起きている事態だそうで今回の調査もこのことを踏まえての事である。

 それでも河口沿いに植物がはえている。調査表を片手に調査を開始する。レクチャーを受けていたので植物の名前は大体わかる。はっきりしないものは?のマークを付けて書き込む。傍らデジカメで写真を撮っておく。ツルヨシ・ハマゼリ・ハマサジ・ハマナデシコ・ハマヒルガオ・ハマエンドウ・ホソバノハマアカザ…。チガヤやセイタカアワダチソウのある辺りまで調べて内陸植物郡落となる。今回は測量を仕事としているIさんが測量の道具を持って来てくれたので海岸の距離も簡単に測れた。文明の利器はすばらしい。

 昔はアシと言っていた植物名が今はヨシと言う。アシでは「悪」になってよくないから「良」だそうだ。だから「考える葦」は「考えるヨシ」。これも「ヨシアシだね。」と風にそよぐヨシの群生を見ながら軽口をたたく。梨を「有りの実」と言ったり、河豚をふく(福)と言ってみたり、目くじらを立てるつもりは無いけど、そもそも言葉ができたときの意味合いは分っているのかなと思ってしまう。

 さて、現地調査が済んで報告書を書くために図鑑を持って再度集まった? マークの植物を調べていく。前回のレクチャーでもそうだったのだが、「ハマ」が頭につく植物名がやたらと多い。なんにでも頭にハマとつければいいんじゃないのという気分になってしまう。最後に見たきれいな豆の花の名は「ハマナタマメ」やっぱりね。

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