バンダー登場

16-12-28

 最近下判田里山観察会に顔を出すようになった中村くん、彼はバンダーなのです。バンダーとは野鳥の標識調査員のこと。環境庁から依頼を受けて鳥類標識調査(バンディング)をする。バンディングとは「一羽ごとの鳥が区別できる記号や番号が付いた標識(足輪)を鳥に付けて放し、その後の回収(標識の付いた鳥を見つけ、その番号を確認すること)によって鳥の移動や寿命の情報を得る調査方法」のこと。

 休みの日には早起きをして、かすみ網をかけて野鳥を捕まえる。10時ごろ観察会の参加者が里山に行くと、捕まえて足輪をつけた鳥たちを見せてくれる。腰にさげた木綿の袋からノゴマ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、カワラヒワ、アオジさまざまな鳥が出てくる。オスとメスの違いや幼鳥と成鳥の見分け方も教えてくれるけどとても覚えきれない。

 とにかく、身近で鳥が見られるので子どもも大人も大喜び。足輪を付けた鳥をそっと地面に放すとつつっと飛んで近くの木で一休みして飛んでいく。捕まえられて少しグロッキーになっているからだそうだ。北海道からはるばる渡ってきたノゴマ。私たちにはめずらしいけど北海道生まれの中村くんにとっては身近な鳥だったとか。見ていると気の荒い鳥やおとなしいのとか、いろいろいて面白い。「モズにつつかれて血だらけになっちゃいました。」と楽しそうに話す。ホント鳥が好きなんだな~。

 バンディングの結果はきちんと環境省に報告しなくてはいけない。けっこう大変な仕事なのだが、ボランティアである。日本中にこういう人たちがたくさんいて自然保護が成り立っているのだなとあらためて思う。

 「今度カモメを捕まえようと思うんですよ。」「カスミ網使えないでしょう?」「餌をまいて近寄ってきたのを網で捕まえる。」う~ん。もう30歳になったでしょう。彼女は捕まえなくていいのかと思わず言いそうになってしまった。ガンバレ中村くん!

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