大好き!ササラダニ

17-7-22

 仕事を変わって、研究室の手伝いをするようになった。何でもかんでも初めてのことばかりで、仕事といいつつ毎日勉強させてもらっている。

 その中の一つに「土壌調査」がある。土の中の生き物を調べて、その場所の「自然度」を調べる。土の中には、ミミズ・ヤスデ・アリ・クモ・ダニ様々な生き物がうようよいる。どういう生き物がどのくらいいるのかでその場所の自然度の高さが分かる。指標として分かりやすいのは土の中のダニでササラダニ類の仲間。このダニは人や獣の血を吸ったりしないで地面の中で落ち葉を食べて生きているカワイイやつ。

 調査地点の腐葉土をふるってとってきてツルグレインという装置でダニを取り出して調べる。装置にかけると、腐葉土の中のダニがアルコールの入ったビンの中に落ちる。そのとき土や落ち葉のかけらが混ざるのでシャーレに移して顕微鏡で拡大しながら、ダニだけをピンセットで拾っていく。顕微鏡でのぞくシャーレの中はやたらと広い。ヤスリでとがらしたピンセットの先が割り箸のように見える。ササラダニは大きくても1ミリぐらい、小さいのは0.2~3ミリぐらい。こんなに小さくても、カラフルで足があって生殖器があって毛もはえていて、それぞれにユニークな形をしている。拾い損ねてピンセットの先にダニのおなかが刺さってしまうと泣きたくなる。大事に拾って標本を作る。

 標本には学名や採集した場所・年月をはりつける。学名は普通発見した人がつけることができる。ササラダニ研究の第一人者、青木先生の趣味というか、センスが光るというか、これでいいのか的な名前が沢山あってダニ拾いの日々を楽しませてもらっている。

 イラストに描いたのは本物からイメージした形。名前も姿もおもしろいものがもっともっと沢山いる。ササラダニだけで650種類以上。そのうち青木先生が名付け親なのが200種以上ある。彼等は地面の下で落ち葉をさくさく食べて生きている。

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