2月16日

15-2-17

 カメ(クサガメ)を室内で放し飼い状態にすることにした。水中でほとんど寝てばかりの冬越しだった結果、9年の札幌生活でカルシウム不足になったので、寝せずに暖めてエサを食べさせるようにせねば、と方針を変えたのだ。

 思えば10数年、沖縄、福岡、札幌と、よくついて来た(連れて来た)なあ、キミ、よくがんばって生きてきたねえ。仲間は一人福岡で冬に衰弱死。もひとりの仲間とキミとは、庭の囲いの枯れ草、泥の中で毎年冬眠越冬し、春にはちゃんと出てきたよねえ。ダンゴ虫やら,ヒルやらミミズやら、別の水槽で不幸にも息絶えた小さな魚(海のもの、川のもの)も食べたねえ。

 キミより大きくて、元気のいいヤツは、札幌に越して来て何年目かのある日、ベランダのカメハウスの網を抜け出して冒険に出たまま、戻らなかったね。マンションに張り紙をして探したら、車に轢かれたカメらしいものをゴミ捨て場で見たと親切に知らせてくれた人がいた。キミはその後も大きくなって(平均よりは小柄だけど)、飼主の怠慢で前足に変調をきたしてしまったのだよね。

 だから、この冬はせっせと栄養補給にエサをやる。

 プールに水槽用のヒーターを取り付けたら、初め、温かいので足を乗せていたが、しばらくすると、低温やけどになりそうだったのか、慌てて、その足を口で引っかくようなしぐさをしたので、鉢底ネットを切ってカバーを作った。夜、ストーブを切って室温が下がると、ヒーターに顔と手を乗せて当たる格好で寝ている。

 これだと、体温が保たれて食欲旺盛なのだが、困ったことに、食べりゃ出る。カメはウンコがでかい。クサガメって名のとおり、温い水から立ち上る臭気はちょっと…ワタシでもゴメンって感じ。そこで、インターネットのカメ関係を見たら、けっこう、放し飼い派もいるので、(大分の友人も、水換えの手間よりラク!と)昼間はケースから出すことに。カメは臆病だけど好奇心が強い。始め数日はあちこちと歩き回って探検していた。しかし、すっかり様子がわかってしまうと、安心したのか、このごろではストーブの吹き出し口前に陣取って手足を伸ばし、くつろいでいる。顔が乾くと手でしきりにこするので、水飲み場を作ったら、頭をつっこんで時々ごくごく飲む。ひっくり返っていた右前足もだんだん元にもどってきたようだ。

 落ち着かない様子で走り回っている時は多分ウンコなので、プラスチックの水オケにぬる湯をはっていれてやると、ぼわーと脱糞。いつも見張ってるわけにいかないので、カメトイレに登れるように仕掛けを作ってみた。昨日、外出から帰ったらトイレにウンコ、本人はストーブのそばでうずくまって寝ていた。えらい!ちゃんとできたねえ!

 と、長年飼っていても、新たな発見と変化がみられるのが生き物の面白さ!飼われてる方にとっちゃどうだかわからないけどさ、ま、付き合ってくれや。

2月2日

15-2-2

2003年ももうひと月過ぎてしまった。

 ぱあーっと?、今年初の旅の話。

 今年は雪が少ないかと思ったら、先月21日、福岡行きの飛行機が吹雪で2時間近く遅れた。滑走路が閉鎖され、搭乗口一帯は人だらけ。ケータイに没頭する人、座り込んで腹ごしらえする人、子供をなだめる人、本読む人。

 ヒマなので、ヒコーキの翼を巨大なクレーン2台使って雪を吹き飛ばす作業を見てたら、まわりにも帰る予定が遅れた九州男たちが集まっていて、「あげん見えんごとなっとう。」「雪の落ちんかったら飛べんげな。」「腹の減ったー。ラーメンしか食うとらんけん。」「弁当ば買うてこんや?」昔、ふるさとの訛り懐かし停車場にって歌が教科書にあったのが、今はエアポートだもんね。ま、こちらは急ぐわけでもなし、夜福岡の実家に無事着いたけど、仕事や、乗り継ぎのある人は大変だよね。

 で、福岡の実家で一泊、翌日唐津の家建築の打ち合わせなどして、24日には徳島の甥の結婚式のため、新幹線で神戸に向かった。

 シンカンセン!東京にいた学生の頃、福岡に新幹線が開通した時はうれしかったね。超満員でずーっと立ちっぱなし。人をかきわけかきわけたどり着いたトイレの空間の広かったこと。関西系サラリーマンのオニイサンが、「トイレでゆっくりのびしてきいや!そこが一番広いんやでー。」と入る人に声かける。キリン模様のかわいいネクタイだったのを妙に覚えている。その後、福岡東京間の新幹線は利用していない。

 ちょっとノスタルジックな気分で乗りこんだ新幹線は、そうだ、思い出したけど、トンネルだらけで景色なんかほとんど見えないんだった!トンネルの数を正の字でカウントしてたら、あまりの多さにやめたけど80は行ってたね。てことは、時間と距離を縮めるためにすごい量の山を切り崩して、生態系を乱し、立ち退きやらなんやら、人の人生、変えちゃったんだなあ、なんて、当時は気づきもしなかった!

 たまに見える瀬戸内海は、きらきらきれいだった。徳島で2泊、親戚と一番札所霊山寺を見学し、甥っ子の結婚式も無事終わり、セルフのうどん屋体験もして、夫と共に札幌に戻る。徳島から高速バスで神戸三宮へ。神戸在住の沖縄時代からの友人に会い、須磨の水族館を一緒に見学、車中で、たこ焼き頬張りつつ伊丹空港まで送ってもらった。

 いや、今年も初めから大移動。(けっこう好きなんだけど。)楽しい2003年旅の幕開けじゃござんせんか?

1月15日

15-1-15

 この冬一番の冷え込みらしい。今朝7時にベランダの寒暖計は-15℃以下だった。えっ、朱鞠内で-30以下?(ラジオによると)ウチは幸い都心の集合住宅なので、水道凍結の経験はないけど、冬場に旅行などで留守にするときは、各蛇口、トイレなど全部の水抜きという作業をしないと水道修理で思いがけない出費となるのが恐ろしい。

 この寒さと雪、温暖な他地域の人からすれば、毎日どうやって暮らしているかと思うらしい。実際、自分で住むまではワタシだって想像つかなかったもんね。

 しかし、なのだ。以前にも書いたように家も町も交通機関も充分すぎるくらい暖房が行き届き、吹雪が激しい時に高速道路や一部の道路が通行止めになるくらいで、多少の遅れはあっても交通機関は機能しているし、当然会社も学校も商店もふつうにやってるから、日常生活にさして不便はない。

 週末ちょっと遠出して温泉に行く時など、猛烈な吹雪に突っ込んでしまうこともある。そんな時でも、夫の運転に絶対の信頼を置いているワタシは、「わー!すっげー!!ぜんぜん見えん!おそろしかー!(と、実は喜んでいる)こーんなとこで車止まったら、即、凍死やね。」と、暖かい車内でロックをがんがん聴きながらのんきに大騒ぎしていればよいのだ。

 で、降りしきる雪に頭部を冷やしながら(-10℃くらいになると髪の先も凍る)の露天風呂はいいよお!晴れた日のシバれる星空もいいけど。

 窓から見える雪空を眺めながらプールでゆっくり泳ぐのも楽し。ジャグジーとサウナで温まり、シャワーですっきり、体の芯からぽっかぽか。

 そんな寒い時に!考えただけでぶるぶる!と、九州の母や妹などはわかってくれないが、経験しなきゃわからないだろうなあ。

 北海道を離れるまで、今のうち楽しまなきゃね。

1月6日

15-1-6

 謹賀新年!昨年よりずいぶんごぶさたの、こんなワタシですが、今年もどうぞよろしくっ!

 年末年始の9連休も終わってみれば早いもの。佐賀、沖縄在住の息子らはいつものように帰省はしないので、たらたらと夫と気ままに過ごしてた。

 そーいえば、昨年は子どもがいない分家事が少なくてラクなので、(いなくて淋しいと言う母親もけっこういるようだけどモノは考え様なのさ!)数年ぶり、クリスマスにはブッシュドノエル(フランス切り株ケーキ)なんか作ってみたり、おせちもちょっといつもより真面目に作ったね。つったって、黒豆(豆好きのうちでは定番!)がめ煮(博多弁?うま煮というのかな?)、かぶの酢付けに雑煮くらいだけど。

 雑煮と言えばわが家では福岡の実家から送ってもらうかつお菜が欠かせない。あご(飛び魚)だしに、シイタケ、鳥、カマボコ。餅はほんとは丸餅だけど、売ってないのでパックの切り餅。あ、あんこ餅食べたいなあ!あんを包んだ丸餅、硬くなったら焼いてぷうとふくれたとこから、熱々のあんがこぼれそうな、焦げ目のついたやつをふはふはとヤケドしながらかぶりつく。

 これって、北部九州特有の餅かしらん?夫の故郷いわきにはないし、雑煮も千切りの根菜がいっぱい入ったもの(結婚当初、初めてこの雑煮を見たときは、けんちん汁みたいだ!と思った)だしね。

 こんな電脳時代になっても、それぞれの家庭、地方によってスタイルを守ってる伝統料理って、すてきだ。てーげー主婦でも、できるだけ(あくまでできるだけ!)守っていかなくちゃね。

 で、わが家の正月はTVの格闘技とたまに紅白などのぞきつつ年越。1日、映画の日なのでヨーロピアン大活劇「モンテクリスト伯」を見た後初詣。2日は晴天のスキー日和で、遠くに連なる白銀の山々を眺めながら今季初のすべり初め。日帰り温泉やなんか、のんびりの休日だった。

 今年は唐津の家再建もあるし、また忙しくなりそう。てーげーにがんばろうっと?。 

6月15日

15-6-25

 さわやかに青空、昨日の雨が上がったせいか、冷やっと空気の透明度が高くていかにもホッカイドウの夏って感じ。北海道神宮大祭、通称お祭りも明日まで。中島公園の出店もにぎわっているんだろうな。よさこい、お祭り、花火大会で短い夏はあっという間に終わってしまう。

 さあさ、最後のエゾ地の夏を追っかけてニセコへ行こう!今日の雲はもくもくの夏雲。羊蹄山もくっきり!アスパラ畑は茶色の土からつんつん頭だし、トウキビ畑はまだ幼い葉っぱが行儀良く並んでる。

 今日の温泉はイオウの匂いぷんぷんの五色温泉。以前帰省した息子らを連れてきたら、「くっせえーっっ!たまらん。ダメ、はいれんスよ!」と二男が言い張るので、あきらめて他のとこを探したことがある。わからんやつだ。温泉っちゃ、硫黄に決まっとろうもん!雲仙とか別府とか。あ、物心ついてからは行ってないか?

 まっ、そんなで、2箇所に分かれている温泉の古いほうに入ったら、木の浴槽に酒飲み用の板(?)が浮かんでいて男児がつかまって泳いでた。その子が出たあと、見ていた別の女児に、空いた板を押してやったら、恥ずかしがって使わない。母親と、いい天気で日焼けしそうですね、海水浴みたい、などと世間話をした。バイバイと母子が上がったあと、一人だったのでビート板(じゃないって!)で、狭い露天をゆっくり泳いだ。いいお湯だ!青空、周りの岩肌は硫黄で白っぽい。若葉の緑、上の方ではまだ八重桜が咲き残っている。

 風呂から上がったら、先に出ていた夫が、会社の人に会ったというので、行ってみたら、なんと、先ほどの母子だった!夫婦とも九州出身だそうで、どおりで、北海道にはめずらしく、気さくに声をかけてくるなと思ったんだ。南の人は話し好きだもんね。それにしても広い北海道とは言え、こんなことってあるんだね。

 いつものように帰りは遠回りだけど景色の良い支笏湖廻り。冬は車からも裸の木立を通して湖がよく見渡せるのに、芽吹きの季節になると週ごとに勢力を増してくる緑に視界をさえぎられ、今では樹木の透き間からちらっちらっと湖面が見えるくらい。カナカナみたいなセミの声とともに夏模様になってきた。

 山々と湖の眺めを楽しみつつ、山道を通り越し、札幌市内に入ると気温が少しずつ上昇。町ではアカシアが真っ盛り。5,6階建てのビルほどの高さからも鈴なりの白い花房から甘い香りが降ってくる。ライラックが終わるとアカシア、札幌の街は香りで包まれる。夫の学生時代はスズランもあちこちに自生していて、いい匂いなので摘んで牛乳びんに入れて部屋に飾っていたと言う。

 最高の季節に札幌に別れを告げるのもいいかも。あとひと月あまり。

6月2日

15-6-121

 グルメ編!?これからの数ヶ月、北海道は大地の恵みいっぱいの季節。ドライブ途中の産直食材の買い物が楽しみなのだ!

 土曜、曇り空、洞爺湖の日帰り温泉めざして出発。札幌市内ではライラックが咲き匂い、環状通りのリンゴ並木も白い花が。ほとんどの山から雪が消えて、こんもりと初夏の景色。

 途中ルスツの直売所に寄ってみると、アスパラアスパラ!!まさに旬。コレばかりは採れたてが命。9年前、北海道に来たばかりの時、カンズメじゃない生のホワイトを店先で見て感動したっけ。ゆで汁のまましばらく置いて取り出し、そのままがぶり!優しいあまい春の味。

 野菜と花の苗も買って、(白いアリッサム、紫のロベリア、黄色の小さいマリゴールド)ベランダの補修工事も一段落したことだし、枯れてしまった植木鉢に新しい春をいれよう。

 洞爺湖周辺は八重桜が満開。古くて大事にされてる感じの木が多いのは、昔からの観光地だからかな。黄色、オレンジ、白、ピンクなどのツツジにフジ。果樹園のリンゴの花もかわいらしい。

 今回初めて入った温泉は公営施設、入浴料金370円。源泉がたっぷり湧き出し、浴槽のひとつは細かい泡でミルク色に見える。ガラス越しの庭にはさわやかな若葉のカエデの木。先のほうはうっすら紅葉して(北海道のもみじって、春も紅葉するのが多い)色の変化がすてき。苔の生えた岩の奥にはツツジ、塀のむこうには緑なす山。帰りは景色の良い支笏湖経由、半日で2大湖めぐりとなり、走行距離約240キロ。

 翌日曜は朝から雨。来月には10年住んだ北海道を離れるので、郊外のふつうの景色を見ようと札幌から北上、米どころの石狩平野を走り(田植えが終わった水田が美しい)青山道民の森へ。直売所で、地元のおじさんオススメのヤマウドとタケノコ(細いやつ)と豆を買った。

 しばらく行くとアヤシイコーヒー屋発見!ボロい小屋の煙突から煙が…。恐いもの見たさで入ってみると、煙突の薪ストーブが暖かい。(北海道では夏でも暖房が使える状態にある)白髪の店主がコーヒーを運んでくる。しかし、古い、だけでなく掃除してないような…。トイレ、びっくり!空き缶にひもをつけておもりにした半自動ドア?工夫したな。一応簡易水洗。マスターはいろいろ企画して人を集めたいようだけど、面白いだけじゃなく、もちょっとこぎれいにしなくちゃね。

 帰りは日本海側を走ることにして浜益の温泉へ。少しイオウ臭の湯で、露天に出ると雨。

 帰り着いての夕飯はセリご飯にヤマウドのてんぷら、タラノメよりおすすめだよと、言われたとおりの美味!細タケノコは魚焼き器でこげたけど、むいたらうまかった。日本人でよかったなあ!

5月14日

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 花曇の日曜日、真駒内のパン屋(二男の友人宅)に1週間分のパンを買いに行った。

 関西出身のご主人の焼くおいしいドイツパンは、夕方には売切れてしまうほどの人気。奥さんとは忙しい店の間にちょくちょく話をするのだけど、食に関しては、父親が関西育ちというワタシの味覚に共通点が多く、札幌に店を持った当初、北海道人の味の好みにはとまどったみたい。わかるわかる!甘い、しょっぱい、味が濃い、大味。ははは、ごめん!

 なんと言ってもびっくりしたのは、赤飯に甘納豆が入って甘かったこと。今では本州風のふつうの?が多くなったけど。茶碗蒸しにギンナンじゃなくて栗の甘煮。しかも汁まで甘い!ホウレンソウのおひたしにまでたっぷり砂糖が入ってたりする。汁物の味の濃さはたまらん!対処の仕方としては、そばなんか、汁は飲めないので、冬でもざるそば。

 などなどの経験を重ね、外食の回数も少なくなった。自分好みの味は作るしかないっしょ。食材はいいのにねえ。素材の王国北海道!

 だから、そのままのものは美味。刺身、寿司、豆腐、納豆、乳製品、リンゴ。あ、ソフトクリームと、和菓子(豆好き人間にはうれしい北海道!)はかなりうまいよ。それに、忘れてならないのは水!厳しい大自然の恩恵の甘露なのだ。

 ひどい!と道産子から石のツブテが飛んできそうだけど、あくまでワタシ個人の好みってことで、勝手に言わせてもらった。おいしいものばかりと思ってる人も多いので、それはそれで尊重する。

 でもやっぱ、味付けは沖縄のほうが好きだなあ。

5月2日

15-5-2

 唐津の家がだんだん完成に近づきよるけん、毎月行ったり来たりでつい遅れてしもうてすんまっせん。

 北海道もようやく花の春。大木に華やかな白いコブシ、黄色の花束レンギョウ、少し控えめエゾ紫ツツジ、おしゃべりなグループ、スイセン。今日あたり、札幌の桜の名所円山公園では花見の宴が、もうもうたるジンギスカンの煙の中で繰り広げられているはず。

 北海道にきた当初はこの、花見にジンギスカンと言う取り合わせになんという無風流と思ったけど、考えてみれば、北海道人がジンギスカン好きというだけでなく、桜の頃はまだまだ寒くて、火でも焚かなきゃやってられないってことなんだよね。

 花と言えば、2泊3日で、道南を走ってきた。水辺、湿地のいたるところで、しゃっきりとミズバショウ。大沼はまだ寒くて木々はまだ芽吹いてなかったけど、ペンションには黄色いヤチブキや白いかわいい野の花が飾ってあった。

 函館は北海道では温暖なので、濃いピンクのエゾヤマザクラよりも白っぽいソメイヨシノが目に付く気がしたのは、咲く時期の違いかな?瓦葺の家もあるし、道南の農家は茅葺き屋根がけっこう残っている。

 2泊目は奇岩の並ぶ日本海沿いに1列にへばりつくように集落がある国道を走って、島牧という漁業の町に温泉付きの宿をとった。

 夫が、素泊まりで釣りに来ている客と風呂で話している時聞いたところによると、ここいらの海は地形が複雑なせいか、魚影が濃いと。そういえば、大沼に向かう太平洋側を走った1日目は眠くなるような単調な海岸線だったっけ。

 ウニ好きではないワタシもここの漁師さんのとったウニは、ほんっとにうまい!と思った。アワビの刺身もツブも。宿のおばさんは気のいい人で、ギョウジャニンニク(北海道の山菜ではぴか一の人気!山奥で採れるので値段も高い)のしょうゆ漬けと生をわけてくれた。

 日本海側の土地は山が迫っていて厳しい。それだけに、人の入りにくい山には山菜が豊富なんだろうな。クマと会う確率も高いかも。こわー!

 翌日は黒松内という、ブナの北限の森へと向かった。GWというのに車の行き来がほとんどない山道は険しい真っ白な雪山に囲まれ、後方に青い日本海を望む絶景!静寂に鳥の声ばかり。黒松内のブナセンターの近くでは紫ピンクのカタクリがふわあーっと群れ咲き、可憐な白いイチゲもあちこちに。

 観光客のあまり来ないところで、息を呑むような美しさに行き当たる大北海道の自然のすごさ!

 2泊3日の旅、全走行距離660キロ、車中聞いたCD16枚。