中津の海での夜の観察会

 中津「水辺に遊ぶ会」主催の「アカテガニの産卵」の観察会に参加。産卵は大潮前後の夜なので19時半に海岸に集合。夏休みとあって子供たちもたくさん参加。大人組と子連れ組に分かれて、産卵場所に移動する。気がつくと足元にがさごそ来ている。懐中電灯で照らすと、ここにもそこにも、アカテガニだ。文字どうりきれいな赤色のや、茶色、黄土色、大きいのや小さいのも。捕まえておなかを見るとしっかり卵をつけている。踏まないように照らしながら、カニたちと一緒に波打ち際に下りていく。

 今夜は風が強い。波も高く波打ち際はごみが(おもにヨシの茎)たくさん打ち寄せられて砂浜があまりでていない。それでもごみを乗り越えて降りていき、波が来たときに海中でこきざみに体を震わせて卵を海の中に産み落としていく。フルルル、フルルル、はさみでお腹をこするような感じ。波が荒いので大半のカニたちは卵を産み落としながら海にのまれていく。「あーっ」参加者たちは見ているしかない。まさに命がけ。海に入ずじっとしているカニも多い。勇気のある(?)カニに「がんばれ」「行けー」と声がかかる。カニの側に腹ばいになってびしょぬれになりながら声援をおくる子供たちがいる。すごいな、アカテガニも子供たちも。

 気がつくと大きいカニ(オス)が小さいカニ(メス)を捕まえている。尋ねると産卵が終わったメスをオスが受精できるまで確保しているのだと教えてもらった。ここにも厳しい生き様があるだなと思う。死んだメスをしっかりはさみで持ったまま移動しているオスも見かけた。どうするんだろう。

 2時間はあっというまに過ぎて、主催者にもアカテガニにも感謝をして遅い帰途につく。風が雲を飛ばして、赤い観察会火星を眺めながらの帰り道。

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